古今東西、変わらないママ友の呪縛
四半世紀も昔と変わらないママ友事情がある。
SNSのおかげで、それはさらに大変になっているようではないか。
大抵の人がうまくやっている中で
深刻に苦労している人もいれば
ママ友なんていらないという人もいる。
私は
ママ友は必要だと考える。
仕事を持っている親御さんは
ママ友なんかにかかづり合ってる暇はないし
保育園ならそういう意識の人が集まってる場合が多い。
それはそれで健全かつ理想的な子育てだとも思う。
しかしママ友がいれば
子供の楽しい時間が増えるのも間違いはない。
幼稚園外の時間で交流を持てるのは子供にとって楽しいに決まってる。
家族ぐるみでお付き合いすることもあるだろう。そんなことも子供には嬉しいだろう。
ママ友に悩むというのは
運悪く、「たった一人のおかしな人」が原因だったりする。
かき回す輩がいるのだよね。ホント運悪く。
自分が「かき回す輩」になっていないことを願う。
基本的なことを考え違いしないでもらいたい。
ママ友とは
ママの友達ではありません。
子供の友達のママだよ。
「自分だけ誘われなかった。」
という考えが頭をよぎったら、もうあなたはママ友地獄に陥っている。
いや、陥っているというより、自ら地獄を作り出しているんだけど。
誘うのも誘わないのも、企画した人の勝手なんだけど、
そんな気の利かないことをする人とお付き合いしていくのはかったるいので、距離があったほうが気が楽っていうもんだ。と考えるべき。
そこへ「かき回す輩」でも加わろうものなら一大事である。
「かき回す輩」の特徴をひとつふたつ。
やたらと情報通。
幼稚園行事のことも、先生の素性も、誰それさんちのご主人の職業も
なんせよく知ってる。
最初こそ役に立つしありがたいけど、ちょっと怖い。
うちのあれこれも彼女の情報のひとつとしてインプットされてんのかしら、とね。
あと、人の言葉を自分都合で理解する。
これは困るんだなー。深読みしすぎなんだなー。
こんなことがあった。
年長さんに上がる時。
情報通のAさんと初めて同じクラスになった。
「これから、よろしくね。家も近いししょっちゅう遊ばせてね。」と彼女。
「そうだね。疲れない程度に遊ぼうね。」と私。
これがいけなかったの。気が付かなかったわ~。
彼女が私に傷つけられたと言ってるって知ったのは半年以上たってから。
内容はもちろん「疲れるから遊べないって言われた。」とさ。
私はこう見えて(どう?)気が小さく、くよくよするタイプ。
すぐ夫に言いつけたわけ。
「曲げた解釈すんなって言ってやれば?」
はい、そうですね。そのとーり。正論。常にポジティブなあんたに聞いたアタシがいけないのか、夫よ。
そんなこと言えないもん私。宣戦布告みたいになっちゃうじゃん。
でも私は子供がらみのことになるとくよくよがなくなるタイプだったのね。自分でも驚きの母性。
夫のポジティブも手伝ってか、何もなかったこととして脳内で処理。
子供に不都合が生じたら対処しよう。
結局いつしか誤解は解けたようで普通の他人に戻りました。
何もしないほうがいい事ってある。
でもでも、いまだにそのエピソードを覚えてるってことは
深層心理ではワタシすっごい気にしてたんじゃないかなと思う今です。
例えば何人かのかたまりがあって
その中にリーダーシップをとれる人がいたり
どこか花のある人がいたりすると
その人を独り占めしたいとか
その人と一番近い位置にいたいとかいう人が現れたりする。
これに巻き込まれるのは何としても避けたい。
子供に悪影響しかないからね。
君子危うきに近寄っちゃダメ。一刻も早く気配を消して!
ママ友いらない、群れたくない、学生の延長かよっていう人もいるけれど
子供目線はどこ行った?
ママの感情最優先でいいのかね。
群れてるママたちありきで遊ぶ約束が成立する子供たち、そこに入っていけない我が子を想像したら
あんまり簡単にはそんなこと言えなくない?
声をかけづらいほどママ友との交流を避けるっていうのも
逆に意識しすぎで痛々しいけどな。
昔の事を思い浮かべながら書いているのだけれど
今まさに、という当事者の方には
なかなか大変ですよね。
でもね、
これ
一生続くわけではないので。
我慢も出来る。子供のためなら。
だから安心してていいと思います。
そして、多くの人が
良きママ友を得ていることも事実だよ。
子育て中の同志のようにね。
うまく立ち回るコツは
人の悪口や陰口を率先して言わない。率先してってとこがミソ。率先してなきゃ噂話ぐらいならいいんじゃない?人間だもの。みつを。
やたらいい人を演じない。八方美人って思われちゃうんだよね。いい人ってさ、いつもニコニコそつがないから。三方ブスぐらいが丁度いい。
「気にしないで、子供の成長を見守りましょ。」
なんて綺麗ごとの助言なんてだれも求めてない。
「私の場合はもめごとなんて全然なかったわ。でも聞いた話によるとね・・・。」
なんて言う人は絶対もめてる。そいつだけ気づいてないのかも。だとしたら嘘ではないんだけど、だとしたら一番やっかい。
とにかく
子供の為に
我慢もする。人付き合いもする。できる。
終わってみたらわずかな期間だから。
子供に幼稚園時代の楽しい思い出いっぱい作ってあげたいじゃん。
んで
あの頃にもう一度戻ったら楽しいなぁ。
って、
50越えたら思えるよ。